田んぼの学校
⽥んぼの学校レポート
田んぼの学校レポート(2025年度)
※2026年度より、第1回<田植え編>・第2回<収穫編>の全2回になりました
第3回 <収穫編>日にち:2025年9月14日(日)/場所:京都府南丹市園部町の田んぼ
9月になっても真夏のような猛暑が続いていましたが、田んぼは実りの秋を迎えています。収穫編の当日は晴れたり曇ったり、ときには雨がザーッと通り過ぎる蒸し暑い一日となりました。
「ばった組」「とんぼ組」「たんぽぽ組」の生徒たちが、キラキラと目を輝かせながらやってきました。
さあ、待ちに待ったお米の収穫です!

収穫
いよいよ収穫のはじまりです。
ノコギリガマという道具を使って、手作業でイネを刈り取ります。農家の皆さんが、ノコギリガマの持ち方や収穫するときの姿勢などを実演してくれました。
長靴を履いて、田んぼの中を歩きます。前日の雨で土がぬかるんでいるので、歩くときは要注意。ベテランの農家さんの長靴も脱げてしまうほど! 田植えではスイスイ歩けていた子どもたちも、「うわー、足が抜けない!」「長靴の中に泥が入っちゃった!」と大騒ぎ。これも新しい発見ですね。
小さかったイネの苗は、測ってみると100㎝を超えるほどに生長していました。黄金色の稲穂が、頭を垂れて風に揺れています。
初めて使うノコギリガマに最初はみんな緊張気味。「手の向きが逆だよ!」「そうそう、その調子!」と農家さんに教えてもらいながら、ザクザクと心地よい音とともに収穫が進んでいきます。
農家さんが用意してくれた「千歯扱き(せんばこき)」という道具を使って、収穫したイネの穂を切り離す脱穀も体験しました。くしのような形の歯にイネを差し込み、「ヨイショ!」「もう1回!」と力いっぱい引っ張ると、見事にたくさんの籾(もみ:殻がついたお米の粒)が取り出せました。
たくさんのお米が収穫できて大満足! 子どもたちの笑顔が弾けました。
自然観察ツアー
収穫を終えた後は、田んぼの周りの自然観察を行いました。
あぜ道に植えられた柿の木には、オレンジや緑色の実がなっていて、自然観察の先生が中を割って見せてくれました。「種は何個あるかな?」「黒い点々は柿の渋さの元だよ」と柿の秘密をたくさん教えてくれます。「高いところにある実のほうがおいしそう!」「もっと熟したら美味しいのかな?」と子どもたちも興味深々です。
水路の中ではカエルがスイスイ。その上を、真っ赤なショウジョウトンボやギンヤンマがせわしなく飛び回っています。しばらく観察を続けていると、トンボが水の中に卵を産み付けているところを発見! 「今日はよく見えないけれど、トンボの子どものヤゴが水の中にいるはずだよ」と先生が教えてくれ、田んぼが育む命の豊かさを感じることができました。
自然観察の途中でザーッと雨が降ってきましたが、「水面の模様がきれい!」と子どもたちは大喜び。急いでテントに駆け込み、田んぼで捕まえた生き物を観察しながら雨が通り過ぎるのを待ちました。
自然観察スクール
涼しい部屋の中に移動して、田んぼの虫や植物をさらにじっくり観察しました。虫メガネで覗いてみると、田んぼではわからなかった生き物たちの詳しい様子が見えてきます。
「オナモミのトゲは先が曲がっているからいろんなところにくっつくんだよ」
「セミの抜け殻は背中のまん中が破れているね。ここから脱皮するんだよ」
自然観察の先生からは、ネコジャラシやイヌシバを使った草花遊びも教えてもらいました。
いろんな角度から生き物を見ながら、観察シートに好きな生き物をスケッチしていきます。「この葉っぱはこんな形になっていたんだ」「虫をこんなに近くで見たことなかった」と子どもたちは真剣そのもの。
見た目の美しさではなく、「どんな姿だったか」を記録するための方法を教わり、ボールペンや色鉛筆を使って観察の成果を丁寧に描きました。
卒業式
田植え・草取り・収穫を体験し、田んぼ周辺の命の豊かさを学んだ「田んぼの学校」は今日で卒業です。
最後に、心に残ったことや感想を発表し、卒業証書を受け取りました。
「最初はドロドロになるのが嫌だったけど、慣れると楽しかったです」
「たくさんの生き物を見られて楽しかったです」
「稲刈りが上手にできてホッとした。立派に育っていて感動しました」
田んぼで貴重な体験をした子どもたちに、大きな拍手が送られました。
かんさつノートに「ケロッ田スタンプ」を押してもらい、帰路につきました。
この後、お米はそれぞれのおうちに届けられます。
皆さん、ご卒業おめでとうございます!
後日おいしいお米が届くのを楽しみにしていてくださいね。
























