サステナビリティ
SUSTAINABILITY
田んぼの学校
宝酒造「田んぼの学校」ダイジェスト動画
⽥んぼの学校とは
お米づくりや自然観察を体験しながら「自然の恵みと命のつながり」を学びます。

太陽・土・水・微生物などの“自然の恵み”は、お米など私たちの大切な食べ物を育んでくれています。そのお米や、鳥・虫・草花、そして私たち人間も、互いがつながり合って生きています。
宝酒造「田んぼの学校」は、田んぼの中で楽しみながら「自然の恵みと命のつながり」を実感していただく全3回の学校です。田んぼの学校での体験を通して、自然に感謝し、自然や食べ物を大切にする気持ちが芽生えること―それが、私たちの願いです。
田んぼの学校は全3回。お米ができるまでを体験します。
参加者は自分の手で苗を植え、草を取り、稲穂を刈り取って、お米(もち米)ができるまでを体験するほか、田んぼ周辺の植物や昆虫などの生き物も観察します。

ケロッ⽥と⽥んぼの仲間たち

つながりあって生きている田んぼの仲間たち
宝酒造「田んぼの学校」の田んぼの周辺は、とても豊かな自然に囲まれています。
毎回の授業で体験する自然観察では、多くの生き物と出会うことができます。田んぼや、その周辺にすむ生き物たちの営みは、田んぼやイネの成長と深くつながっています。
田んぼの中には、ミジンコやミミズなどの小さな生物からオタマジャクシや魚など色々な生物が生息していて、食物連鎖が繰り広げられています。まるで栄養たっぷりの命のスープのような田んぼで、イネも生き物たちも育っていくのです。

害獣からイネを守る可憐なヒガンバナ 秋になると田んぼのまわりで見かけるヒガンバナは、根の球根に毒があります。イネが大好きなモグラやイノシシはヒガンバナの毒が苦手。田んぼの周りにヒガンバナを植えるのは害獣からイネを守るためなのだとか。
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敵? 味方?? 食用でもあったイナゴ イナゴは「稲子」とも書き、田んぼとは縁の深い昆虫です。イネを食べるので田んぼでは駆除されていたのですが、捕まえられたイナゴは貴重なタンパク源として、かつて日本全国で食べられていたのでした。
サワガニがいるのは水がきれいな証拠! サワガニは名前のとおり水がきれいな渓流(沢)や小川に棲んでいます。サワガニがいるのは水がきれいな証拠。田んぼの学校周辺の小川も水がきれいなことがわかります。
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カエルの多い田んぼ周辺にはヘビが! 田んぼの学校の田んぼにはニホンアマガエル、シュレーゲルアオガエル、トノサマガエルなど様々なカエルがいます。そしてもちろんカエルを食べるヘビも。頭からきれいに脱皮したヘビの皮は、このヘビの皮かな?
昆虫なんだけど、水中で暮らすカマキリ 空を飛ぶこともできるミズカマキリは、水田のような水中で暮らす昆虫です。田んぼにはミズカマキリの好物・オタマジャクシがたくさんいるので、田んぼでもたくさん見つけることができます。
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イネの葉が大好物の困った虫くん ヒメギスはいろんな葉を食べる昆虫ですが、なかでもイネの葉は好物の一つ。田んぼの周りでも発見することができますが、あまり増えるとお米づくりには害虫になってしまいます。
クモはイネを守る守護神 田んぼの周りには、いろんな種類のクモがいます。クモはイネに害をもたらす虫をたくさん食べてくれます。写真のスジブトハシリグモは、昆虫のほかオタマジャクシも食べます。
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田んぼとの仲良し度はピカイチ!なトンボ 田んぼの一年とリンクするトンボの一生。トンボは秋に水辺で卵を産みます。秋の田んぼに水はありませんが、卵が孵化する春には、田んぼに水が引き込まれます。トンボの赤ちゃんはエサが豊富な水田で育つのです。
カエルは田んぼのにぎやか合唱団! 田んぼの学校ではニホンアマガエル、トノサマガエル、シュレーゲルアマガエルなどが見られます。カエルはイネを枯らす虫などを食べるため、カエルが多い田んぼはイネが元気に育ちます。
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まっ赤なお腹は、イモリの武器! 危険を察知すると、横に倒れて鮮やかな赤いお腹を見せるアカハライモリ。とても食欲旺盛で、水田の近くに産みつけられたカエルの卵を食べてしまうこともあります。
レンゲソウは田んぼの天然肥料! レンゲソウの根にある根粒には「根粒菌」という細菌がいて、これが空気中の窒素を植物の栄養として与えてくれます。田植え前の田んぼにレンゲソウを植えるのは、そのためなのです。