サステナビリティ

SUSTAINABILITY

マテリアリティごとの方針・考え方および取り組みテーマと具体的施策

環境

宝グループ環境方針

宝グループは、地球環境の保全と事業活動の調和を経営の重要課題のひとつとし、環境マネジメントシステムを構築して継続的な改善に取り組み、持続可能な社会づくりに貢献します。

  • 1.環境に関連する法令および組織が同意するその他の要求事項を順守します。
  • 2.宝グループが行う事業活動の中、以下の項目について重点的に取り組みます。

    ①環境汚染の予防に努めます。

    ②省エネ・省資源を推進し、持続可能な資源の利用に努めます。

    ③温室効果ガスの排出量を削減し、気候変動の緩和に努めます。

    ④生物多様性や生態系の保護・保全に関わる活動を推進、支援します。

    ⑤容器包装の3Rへの対応など、環境に配慮した商品開発に努めます。

  • 3.環境活動への取り組みや環境パフォーマンス情報を積極的に開示し、社会とのコミュニケーションに努めます。
  • 4.本環境方針は、教育啓発活動を通じて宝グループの全構成員に周知するとともに、社員の社会貢献活動への参加を積極的に支援します。
宝グループ環境方針

取り組みテーマ

気候変動問題への対応

CO2排出量の削減

宝グループの2020年3月期のCO2総排出量は110.2千t-CO2となり、前期比で2.7%の減少となりました。これは、瑞穂農林ときのこセンター金武の2社がグループ外となったためです。この2社以外では、トマーチン(英国)がバイオマスボイラーの使用割合を増加させ、タカラバイオが2020年1月よりコージェネレーションシステムを稼働させるなどCO2排出量削減に努めましたが、2019年8月にタカラバイオの新棟(CGCPⅡ)が完成したことにより電力及びガス使用量が増加したため、全体ではほぼ横ばいとなりました。
なお、グループ全体のCO2排出量の8割以上を占める宝酒造のCO2総排出量は94.7千t-CO2となり、前期比0.8%の微増となりました。

CO2排出量(総排出量)の推移

CO2排出量(総排出量)の推移

<集計範囲>
宝酒造、Takara Sake USA Inc. 宝酒造食品有限公司、The Tomatin Distillery Co.Ltd.、タカラバイオ、宝生物工程(大連)有限公司
※2019年2月まで瑞穂農林、きのこセンター金武含む

ボイラー排気熱の有効利用、ヒートポンプ導入によるコンプレッサー冷却、高効率冷凍機への更新、高効率ガスボイラーへの更新、省エネコンプレッサーへの更新など省エネ設備の更新や導入の効果によりエネルギー効率は向上したものの、生産数量の増加により総排出量は前期比で微増となりました。2020年度は高効率チラーへの更新(通年効果)やパストライザーの断熱保温工事など省エネ設備への更新・導入を進めることで、2019年度比0.8%(0.8千t-CO2)の削減を目指します。

CO2排出量削減の取り組み事例

  • 高効率ガスボイラー、照明のLED化等の省エネ設備の導入
  • アルコール精製工程における蒸留条件の最適化
  • コージェネレーション(熱電供給)システムの利用促進

宝酒造では、物流の効率化や省エネ運転、モーダルシフトの推進、トラック輸送における製品積載率の向上などにより、輸送時のCO2排出量の削減に取り組んでいます。2020年3月期の物流工程におけるCO2排出量は、トラック輸送の積載率向上や松戸工場におけるソフトアルコール製品の新ライン稼働による東西拠点間の転送削減で効果があったものの、製品の販売数量増加の影響が大きく、総排出量では前期比2.4%の増加となりました。

宝酒造の物流工程のCO2排出量(総排出量)の推移

宝酒造の物流工程のCO2排出量(総排出量)の推移

物流工程でのCO2排出量削減の取り組み事例

  • フェリー、鉄道などへのモーダルシフト
  • 消費地生産による東西拠点間の転送の削減
  • 物流子会社による高積載トラックの開発

適正な水使用

生産工程での用水使用量の削減

宝グループの2020年3月期の生産工程における用水の総使用量は730万m³となり、前期比で0.6%の減少となりました。一方、グループ全体の約8割を占める宝酒造の用水使用量は、販売数量が増加したため、総使用量は590万m³となり前期比0.8%の微増となりました。

生産工程での用水使用量の推移

生産工程での用水使用量の推移

<集計範囲>
宝酒造、Takara Sake USA Inc. 宝酒造食品有限公司、The Tomatin Distillery Co.Ltd.、タカラバイオ、宝生物工程(大連)有限公司
※2019年2月まで瑞穂農林、きのこセンター金武含む

廃棄物排出の抑制

工場廃棄物の削減および再資源化の推進

宝酒造の工場では焼酎粕などの副産物や排水処理汚泥、原料や容器の運搬資材などの廃棄物が発生します。そのため、焼酎粕などの食品系副産物を飼料化・肥料化するなど有効利用を図り、工場廃棄物排出量の削減に取り組んでいます。
2020年3月期の宝酒造の廃棄物排出量は4,975tとなり前期比13.7%の増加となりました。主な理由は、生産数量の増加に伴い、排水処理汚泥や焼酎粕が増加したためです。

宝酒造の廃棄物排出量の推移

宝酒造の廃棄物排出量の推移

廃棄物削減の取り組み事例

  • 焼酎粕飼料化設備の導入
  • 排水処理汚泥の減容化

環境に配慮した製品パッケージ、梱包への対応

日本では、一般家庭から出るごみの約6割(容積比)が容器包装で占められています。宝酒造ではこの問題に対処するため、リデュース(減量化)、リユース(再使用)、リサイクル(再資源化)の3Rに配慮した資材調達や商品開発を進めています。また、宝酒造独自の取り組みとして、焼酎のはかり売りを展開しています。自社工場で専用タンクに充填した焼酎を販売店に直送し、お客様は家庭にあるペットボトルなどの空容器を販売店に持参して、専用タンクから必要な分だけを容器に詰めて購入します。このように、新たな容器を購入せず必要な分だけ中身を買うため、資源の節約とごみの削減につながります。1998年の開始以来2020年3月までに、2.7ℓペットボトル換算で約953万本を節約することができました。

環境に配慮した製品の開発

宝酒造では、「環境に配慮した商品開発のための指針」や「環境配慮型商品開発に関する手順書」を作成し、資材調達や商品開発においてISO14001の環境目標を設けて、容器の3R(リデュース、リユース、リサイクル)に配慮した商品開発を継続的に進めています。2019年度は、みりんの納入形態をBIB(バックインボックス)からコンテナへ変更したり、コンテナ輸送であったものをローリー配送に変更し配送回数を減らすなどの改善を実施しました。
タカラバイオでは、研究用試薬のパウチ包装化を進めるなど、品質を損なわない範囲で、環境に配慮した製品パッケージや梱包の簡易化を進めています。

生態系・生物多様性の保全

生態系や生物多様性を守る活動や研究への助成

宝ホールディングスは、1985年に公益信託「タカラ・ハーモニストファンド」を設立し、以来毎年、日本の森林・草原や水辺の自然環境を守る活動や、そこに生息する生物を保護するための研究などに対して助成を行っています。助成先の選考は自然科学分野の専門性の高い有識者により構成される運営委員会により行われます。
2020年度は、多数の応募の中から、「タナゴ類の排他的分布を解明する」など13件の自然環境保全に関する活動・研究が選ばれました。35年間の助成件数はのべ379件、助成金累計額は1億7,979万8千円となりました。

サステナビリティ・ビジョンにおける目標

関連するSDGs

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