サステナビリティ

SUSTAINABILITY

マテリアリティごとの方針・考え方および取り組みテーマと具体的施策

健康

宝グループは、食品や医療に関わる企業として、製品やサービスを通じて人間の健康的な暮らしに貢献することを目指しています。
遺伝子治療などの革新的なバイオ技術の開発や関連するサービスの提供や、健康に配慮した商品の開発など、人々が健康的な生活を継続して楽しむことのできる社会づくりに取り組んでまいります。

健康

取り組みテーマ

世界のライフサイエンス研究と発展への支援

ライフサイエンス研究・産業の発展を幅広く支援

タカラバイオは、遺伝子工学技術・細胞工学技術を利用した研究用試薬などを世界中の大学・企業に提供しています。当社グループのバイオ事業は、1979年、国産初の遺伝子工学研究用試薬として「制限酵素」の販売を開始したことに始まります。また、1988年にはPCR法による遺伝子増幅システムの国内独占販売を開始しました。その後、新製品の開発や買収などを経て製品のラインアップを強化し、現在のアイテム数は約1万点。ライフサイエンスの最先端の研究分野から産業分野の日常的に使用される研究用試薬まで幅広く製品を取り揃え、世界中で販売しています。今後も、世界のライフサイエンス研究・産業の発展をグローバルに支援していきます。

ライフサイエンスコミュニティへの貢献

バイオ研究を行う研究者に向けた技術セミナー(TGCAセミナー)をはじめ、ライフサイエンス、バイオ関連の各種学会やイベントの協賛を通じライフサイエンスコミュニティを支援しています。

遺伝子解析技術の検査や診断への応用

ウイルス等の検査・診断キットの提供

タカラバイオでは、新型コロナウイルス検査をはじめ、ノロウイルスなどの食中毒検査、ウシ白血病ウイルスなどの動植物感染検査などの各種食品・環境検査・診断キットを提供し、健康な社会づくりに取り組んでいます。

新型コロナウイルスのPCR検査への取り組み

新型コロナウイルスの検査分野では、迅速かつ簡便なPCR検査システムの構築を進め、検体からのRNA 抽出・精製の処理が不要なダイレクト型の高速PCR 検査キット「SARS-CoV-2 Direct Detection RT qPCR Kit」の開発し、販売しています。このキットは、それまで約2時間を要していた検体の抽出・精製作業が不要で、わずか10分の前処理で代替が可能で、タカラバイオ独自の高速PCR反応により、約1時間で結果を得ることができます。また、採取作業が煩雑で感染リスクの高い鼻咽頭ぬぐい液に代わり、唾液検体を対象とするため、簡便・迅速・安全にPCR検査が可能です。薬事承認を得た体外診断用医薬品「TakaraSARS-CoV-2 ダイレクトPCR検出キット」も発売しており、より広範な検査でタカラバイオ製品が使用されています。
タカラバイオでは、これらのPCR検査関連製品の施設整備を行い、安定的な供給に努めています。

(製品写真)SARS-CoV-2 Direct Detection RT-qPCR Kit

(製品写真)SARS-CoV-2 Direct Detection RT-qPCR Kit

変異株の遺伝子検査

海外で確認された変異株が日本でも確認され、変異株の監視体制が強化されています。タカラバイオでは、変異株の遺伝子変異を検出する迅速・簡便なPCR試薬を研究用試薬として開発、販売しています。新たな変異株が出現した場合に迅速な対応ができるよう、変異を特異的に検出する試薬を約3週間で開発・製品化し、量産する体制を整えています。
また、次世代シーケンサーを利用した新型コロナウイルスの全ゲノム解析を展開し、分子疫学的研究などにも貢献しています。

タカラバイオで販売している遺伝子変異検出用PCR試薬(研究用試薬)
製品名 検出可能な変異株
SARS-CoV-2 (N501Y/E484K) Direct Detection RT-qPCR Kit ベータ株、ガンマ株
Primer/Probe L452R/L452Q (SARS-CoV-2) デルタ株、カッパ株、ラムダ株
Primer/Probe N501Y (SARS-CoV-2) アルファ株、ベータ株、ガンマ株
Primer/Probe E484K (SARS-CoV-2) ベータ株、ガンマ株
Primer/Probe L452R (SARS-CoV-2) Ver.2 デルタ株、カッパ株
Primer/Probe T478K (SARS-CoV-2) デルタ株
Primer/Probe F490S (SARS-CoV-2) ラムダ株
Primer/Probe E484K/E484Q (SARS-CoV-2) ベータ株、ガンマ株、カッパ株

遺伝子治療実現への取り組み

がんなどをターゲットにした遺伝子治療の技術開発・社会実装

タカラバイオは、革新的なバイオ技術を活かして、がんなどのアンメット・メディカル・ニーズ(いまだ充足されていない医療ニーズ)に対する遺伝子治療などの先端医療技術の開発を進めています。2008年に日本で初めて体外遺伝子治療の治験を開始した後も、様々な試行錯誤を経ながら、現在は複数の遺伝子治療プロジェクトに取り組んでいます。
タカラバイオでは、これからも遺伝子治療の臨床開発を着実に推進し、早期の商業化を実現することで、世界中の人々の健康に貢献していきます。

健康配慮型商品の提供

糖質ゼロ、糖質オフ製品の開発

“タカラ「焼酎ハイボール」”は、チューハイ(酎ハイ)の語源にもなったと言われる昭和20年代後半の東京下町の大衆酒場で生まれた焼酎ハイボールの味わいを、宝酒造独自の技術を駆使して追求した辛口チューハイです。宝焼酎をベースとしたアルコール分7%のしっかりした飲みごたえと辛口の味わいに加え、プリン体ゼロや甘味料ゼロ、糖質ゼロ・オフといった特長が従来のチューハイユーザーだけでなく、健康意識の高いお客様からもご支持をいただいています。

“松竹梅「天」<香り豊かな糖質ゼロ>”は、コクがあってすっきり飲みやすい日本酒として、当社独自の“香り豊か製法”により、糖質を極限までカットしながらも、日本酒らしい風味豊かな味わいを実現しました。糖質が気になるお客様にとって毎日の晩酌にぴったりのお酒です。

“タカラ料理のための清酒<糖質ゼロ>”は、糖質ゼロでありながら、うまみ成分(コハク酸)を約20%アップ※4 した“食塩ゼロ” “国産米100%”の料理用清酒です。有機酸やコハク酸を豊富に生み出す当社独自の『うまみアップ酵母』を使用し、素材の生臭みを消してコクとうまみを与えることで料理をおいしくする効果に優れています。加えて、糖質ゼロにすることで、健康に配慮するお客様のニーズにも対応しています。

  • ※4 当社清酒比
料理清酒の食塩ゼロ訴求

現在の家庭用の広義料理酒市場(飲用清酒の代替除く)では、「加塩料理酒」が全体の60%強を占めている状況にあり、お客様は「食塩が加えられている」料理酒があるという事実をあまり認識されていません。従って、宝酒造が製造販売する「料理清酒」が「食塩ゼロ」であることの訴求を強化している他、「減塩」を切り口とした訴求も行い、「料理清酒」と「加塩料理酒」との違いについて情報発信しています。宝酒造は、料理清酒市場において売上No.1※5です。

  • ※5 インテージSRI調べ(2017年4月〜2021年3月の累計販売金額)
オーガニック食品等の提供

“タカラ有機本みりん”は、有機栽培米を100%使用した、自然のおいしさがたっぷりな純米本みりんです。国際的な有機認証機関OCIAの有機認証を取得し、世界初のEPD(環境製品宣言認証)も受けています。

サステナビリティ・ビジョンにおける目標

図表

関連するSDGs

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