田んぼの学校
⽥んぼの学校レポート
田んぼの学校レポート(最新レポート)
※2026年度より、第1回<田植え編>・第2回<収穫編>の全2回になりました
第2回 <収穫編>日にち:2026年9月6日(日)/場所:京都府南丹市園部町の田んぼ
「ばった組」「とんぼ組」「すみれ組」「たんぽぽ組」の子どもたちが、今日も元気に田んぼにやってきました。いよいよ、待ちに待った収穫の日です。
台風の影響で連日雨が続いていましたが、この日は分厚い雲から雨が落ちてくることはなく、涼しい風が吹き抜ける一日となりました。
さあ、今日はどんな体験が待っているのでしょうか?

収穫
さっそく、収穫作業のはじまりです。
まずは、農家の皆さんがカマの持ち方や収穫するときのコツを教えてくれました。
長靴を履き、田んぼの中へ。連日の雨で土がぬかるみ、場所によってはヒザのあたりまで足が埋まってしまうところも。「足が抜けない!」と声をあげながら、子どもたちは懸命に進みます。
夏の間、農家さんが丁寧に育ててくれたおかげで、小さかったイネは見事に育ち、立派な穂をつけていました。長さを測り、いよいよ刈り取りです。
初めて手にするノコギリガマに最初はみんな緊張気味。「あわてないでね」「持ち方はこうだよ」と農家さんに教えてもらいながら作業を進めます。
何度も作業を繰り返しながらコツを掴むと、次第にスピードがアップ。子どもたちがザクザクと音をたてながら刈り取りを行い、大人たちが運ぶという連携プレーも息ピッタリです。「虫がいた!」「カエルもたくさんいる!」と田んぼの生き物を楽しむ余裕も出てきました。
収穫を終えたら、「千歯扱き(せんばこき)」という昔ながらの道具を使ってイネの穂を切り離す脱穀にも挑戦。くしのような歯にイネを差し込み、「ヨイショー!」という大人のかけ声を合図に力いっぱい引っ張ると、たくさんの籾(もみ:殻がついたお米の粒)を取り出すことができました。
里山散歩
収穫を終え、お昼ごはんをしっかり食べた後は、田んぼの周りを歩いて観察しました。
田んぼの脇の水路には、田植えのときには見られなかったコナギという植物が生い茂っています。ミンミンゼミやコオロギの声が聞こえ、季節の移ろいが感じられます。
前回の観察で見つけたモリアオガエルの卵は姿が見えなくなっていました。「あの卵はオタマジャクシになって水路に落ちたはず。カエルになって、今頃森や山に帰っていますよ」と里山の講師が教えてくれました。
卵があった場所をよく見ると、茶色い実をつけた植物が。アケビという果物で、中の果肉は甘くておいしいのだそうです。
草むらにはバッタがたくさん。クモがバッタを捕まえる様子も見られました。クモがどうやってバッタを食べるのか、里山の講師が詳しく説明すると、子どもたちは「えー!」と驚きを隠せません。
水源のある山に入り、観察を続けます。「目をつぶって、どんな生き物が鳴いているか聞いてみよう」「この木から樹液が出ているよ。どんなにおい?」という呼びかけに、子どもたちの五感が研ぎ澄まされていきます。
田んぼの一角に、立派なナガコガネグモの巣が。巣の片隅には卵嚢(らんのう)も見られ、「この中に500~1500個の卵が入っていて、春になると子グモが生まれるよ」と教えてもらうと、子どもたちは「そんなにいるんだ!」「お母さんすごい」と新しい発見に興味が尽きませんでした。
里山散歩の後は室内に戻り、田んぼの周りで捕まえた虫や水の生き物をじっくり観察しました。
卒業式
最後に、「ふりかえりシート」にイラストや言葉で今日の出来事をまとめ、みんなの前で発表しました。
「いろんな虫がいて、いい音やいい匂いも体験できました。また行きたいです」
「収穫は難しかったけど、だんだん慣れてスピードアップできたのがうれしかった」
「今は機械で農業ができるけど、昔は大変だったことが体験してわかった。一番最初にお米を食べた人ってすごい」
「春から秋にかけて植物が成長していく様子がよくわかりました」
貴重な経験を語ってくれた一人ひとりに、大きな拍手が送られました。
田植えと収穫を体験し、里山の命の営みを学んだ「田んぼの学校」は今日で卒業です。
かんさつノートに「ケロッ田スタンプ」を押してもらい、校長先生から卒業証書が手渡されました。
この後、お米はそれぞれのおうちに届けられます。
皆さん、ご卒業おめでとうございます!
おいしいお米を楽しみにしていてくださいね。



























