田んぼの学校
⽥んぼの学校レポート
田んぼの学校レポート(最新レポート)
※2026年度より、第1回<田植え編>・第2回<収穫編>の全2回になりました
第1回 <田植え編>日にち:2026年5月24日(日)/場所:京都府南丹市園部町の田んぼ
宝酒造「田んぼの学校」2026 開校!
京都府南丹市にあるのどかな里山で、「田んぼの学校」が今年も開校しました。
「ばった組」「とんぼ組」「すみれ組」「たんぽぽ組」の4組に分かれて、これから田植えと収穫の2回にわたる授業が行われます。
この日は暑くもなく寒くもなく過ごしやすいお天気で、心地よい風が田んぼを吹き抜けていく絶好の田植え日和。子どもたちの元気な声が里山いっぱいに響き渡ります。

田植え
まずは、田んぼの大先輩である地元農家の皆さんが、実演しながら丁寧に基礎を教えてくれました。田んぼでの歩き方やイネの苗の持ち方にはコツがあります。イネがすくすく育つためには、まっすぐ、適切な深さに植えることも大切です。
これから植えるイネの長さをメジャーで測ったら、いよいよ田植えをスタート。ドロドロの土の中は柔らかく、どんどん体が沈んでいきます。「こわい!」「足が抜けなくなっちゃった!」と叫んだり、尻もちをついて泥んこになってしまったりする子も。農家さんに教わったばかりの「つま先から入って、かかとから抜く」という忍者のような“抜き足差し足”でゆっくり進んでいきます。
最初はバランスを取るのが大変でしたが、だんだんとコツをつかんでイネを植えるスピードもアップ。「足の生えたオタマジャクシがいるよ!」「まっすぐ植えたつもりなのに、振り返ったらガタガタだった」と口々に言いながら、夢中になって過ごしました。

里山さんぽ
田植えを終えて、お昼ごはんをしっかり食べたら、次は自然観察の時間です。
お昼休み中には、田んぼの生き物を観察できる水槽や顕微鏡が用意されていました。オタマジャクシやカエルのほか、ミジンコやアメンボの仲間、色や模様が違う2匹のヤマカガシなど、珍しい生き物もたくさん。里山の講師から、田んぼに暮らす生き物のことや、命のつながりについて学びました。
里山の植物を使って、オリジナルの名刺づくりにも挑戦。スプーンや指を使っていろいろな葉っぱや花をこすってみると、紙がきれいな色に染まります。自分らしい名刺が完成したら、大人にお手本を見せてもらいながら、まわりのお友達と交換してごあいさつをしました。
室内での授業の後は、実際に田んぼの周りを歩いてみました。


網ですくった生き物をじっくり観察
田んぼの中ではオタマジャクシが元気に泳ぎ、その上をイトトンボやシオカラトンボがスイスイと飛び回っています。

かわいいオタマジャクシがたくさん!

細い体が特徴のイトトンボ
田んぼの奥には「江(え)」と呼ばれる水路があります。田んぼの水量を調整するためのものですが、ここは生き物にとっても大切な場所。ゴマ粒のように小さなアメンボの仲間や、アカハライモリを観察することができました。
水路の上を見上げると豊かな森が広がり、その一角に白い泡のようなものが。木の上で暮らすモリアオガエルの卵だと、里山の講師が教えてくれました。孵化したオタマジャクシは下の水路に落ちて泳ぎだすのだそうです。
田んぼを潤す水路を辿って、山に入ります。「目をつぶったらどんな音が聞こえるかな?」「風はどこから吹いてくる?」里山の講師の呼びかけとともに、みる・きく・においをかぐ・あじわう・さわるという5つの感覚を研ぎ澄ませていきます。
ふもとでは、サンショウが青い実をつけていました。葉をちぎってパチパチと叩くと、独特の香りが。「いい匂い」「これ苦手!」と感じ方は人それぞれ。初めての貴重な経験ですね。
春の終わりにきれいな花を咲かせる藤に、細長いサヤがぶら下がっています。やがてサヤがねじれて、はじけ飛ぶことで遠くに種を運ぶのだそうです。「へえ、面白い!」とみんなは目を輝かせました。

藤のさやからやがて種がはじけ飛んでいきます

田んぼをとりまく世界は命の宝庫。美味しいお米を作る田んぼの豊かさを知ることができました。
ふりかえり
最後に、今日のできごとをイラストや言葉で「ふりかえりシート」にまとめ、みんなの前で発表しました。
「昆虫や植物をたくさん見つけられました」
「カエルを捕まえられてうれしかった」
「田んぼで歩くと足が沈んで怖かったけど楽しかった。次の稲刈りが楽しみ」
「発表した一人ひとりに、温かい拍手が送られました。
この日の授業は、これで終了です。
かんさつノートに「ケロッ田スタンプ」を押してもらって、みんな帰路につきました。





















