一人ひとりの挑戦が新たな未来を創造する 宝グループの成長エンジンとなる、 “人財”への想いとは?
2026/10/09
<目次>
「人の成長」が宝グループの未来をつくる
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まず、採用や育成、活躍推進などの取り組みの背景には、どのような考え方があるか。人財戦略を統括する人事部の石川誠人事部長に話を聞いた。

人事部長の石川誠氏――人財戦略で特に重視していることを教えてください。
『長期Vision 2050』では、組織風土づくりにおいて「越えてつながる」「刷新し続ける」「主体性を称賛する」という3つのキーワードを掲げています。私たち人事部も、この考え方を人財戦略の軸とし、その実現に向けた取り組みを進めています。
宝グループには、真面目で誠実という組織風土があります。その強みを大切にしながら、挑戦を後押しする組織へと進化させていきたいと考えています。
過去から受け継いできた価値や伝統を大切にしつつ、新しいことにも積極的に挑戦する。そのような風土を育みながら、自ら考え行動できる人財を増やしていくことが重要だと考えています。(石川部長)
宝グループ『長期Vision 2050』の組織風土に関する3つのキーワード――どのような組織を目指していますか。
社員が自ら手を挙げ、新たな経験や学びに挑戦し、その挑戦を周囲が認め、次の挑戦へとつなげていく。そのような前向きな循環を生み出す組織を目指しています。
その実現に向けて、宝グループではグループ全体をスコープとした具体的な組織風土施策を進めていきます。例えば、2026年度より、グループ横断のメンバーでグループ共通の価値観などについて議論する「TaKaRa Global Workshop」や、他のグループ会社での業務を経験できる「グループ会社間インターン制度」などを実施します。
グループ会社間インターン制度では、本人のスキルやモチベーションの向上に加え、人財交流による宝グループの一体感の醸成を目的としており、事業場からの推薦の他、「このような経験をしたい」「この業務を学びたい」と社員自ら手を挙げることが出来ます。そして、新たな知識や視点を得るだけでなく、その学びを自部署へ持ち帰り、周囲へ共有することで、組織全体の成長にもつなげていきます。このように、「越えてつながる」「刷新し続ける」「主体性を称賛する」という『長期Vision2050』のキーワードを体現する取り組みを通じて、人と組織がともに成長できる環境づくりを進めています。(石川部長)
世界中を笑顔にする目標に向かって宝グループが求める「人財像」
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石川部長が語るように、宝グループの人財戦略の根底には、「一人ひとりの成長と挑戦を支える」という考え方がある。では、その考え方は実際の取り組みにどのように反映されているのか。まずは、人財戦略の入り口となる採用について、新卒採用を担当する廣澤氏とキャリア採用を担当する杉崎氏に話を聞いた。

新卒採用を担当する廣澤雄輝氏――新卒において宝グループではどのような人財を求めていますか?
大きく2つのポイントがあります。一つは、変化を前向きに捉えながら、自ら挑戦し続けられる人財。そしてもう一つが、多様な価値観を持つ仲間と協力しながら、新しい価値を生み出せる人財です。社会や市場のニーズがスピーディに変化し続ける中で、この2つのポイントは不可欠と考えています。(廣澤)
――選考の際には、学生のどのような点に注目していますか?
学生時代に注力したこと、経験してきたことはもちろん大切ですが、それよりもその頑張ったことや体験したことを通じて、自身が何を感じてどのような行動をしたのかがとても重要と思っています。華々しい経験談よりも、自分なりにその都度どのようなことを考えてどんな行動をしたのか。その部分に注目しています。(廣澤)

学生向けに行った宝ホールディングス歴史記念館での事業説明の様子――宝グループで活躍する人財の特長や資質についてどう考えていますか?
スキルや経験だけでなく、異なる文化や価値観に関心や興味を持ち、共感したり理解しようとする姿勢があることが重要だと考えています。当社は事業も関わる方々も、そのダイバーシティは拡大し続けています。他を否定して自己を押し通すのではなく、さまざまな考え方や価値観に関心を持ち理解しようとすることが、すべてのベースにあると考えています。(廣澤)
――ご自身が学生の時を振り返って、アドバイスなどはありますか?
私自身、面接では緊張して思うように話せなかった経験があります。
そんなときこそ、用意した文章や回答を伝えることに精一杯になるのではなく、面接官との対話を楽しむ気持ちで臨んでいただきたいですね。その過程で、これまでの経験を通じて感じたことや考えたことを、ご自身の言葉で伝えていただければと思います。(廣澤)――宝グループへの入社を考える学生の方へメッセージをお願いします
当社の事業は国内外に広がり内容も多岐にわたりますが、最終的に目指しているのは宝グループが掲げるVision(ありたい姿)『Smiles in Life』の通り、世界中を笑顔にすることです。個人的に感じる当社の魅力の一つに、人の良さがあります。やりたいと思うことに、いろんなサポートを得ながら挑める環境がありますので、一緒に世界を笑顔にしていくことに向かっていきたいですね。(廣澤)

キャリア採用を担当する杉崎洸平氏――キャリア採用について、重視しているポイントを教えてください
求める人財像は新卒採用と同じですが、キャリア採用では、これまでの経験やスキルに加え、「TaKaRa Five Values」(信用が第一、技術・品質主義、チャレンジ精神、多様な力の結集、自分ごと化)という、グループ全体として掲げる5つの価値観に共感し、体現できることも重要なポイントと捉えています。(杉崎)

――近年のキャリア採用の傾向はどのようなものですか?
当社では、新卒採用による将来を担う人材の確保に加え、事業戦略の遂行に必要な専門人財のキャリア採用を積極的に進めています。特に、即戦力として活躍できる高い専門性や豊富な経験を有する30代から40代の人財を中心に採用し、事業成長のスピード向上と組織力の向上を図っています。
また、グローバル事業を支える人財や、経理・財務など経営基盤を支えるコーポレート人財の確保にも注力しています。
また、お酒とは関係ないメーカーで商品担当を経験した方など、当社に新たな風を起こしてもらえるような人財なども採用をしています。
また、2023年には「ジョブリターン制度」を設け、当社を退職した人財の再雇用も積極的に推進しています。かつての経験を活かしてもらいながら退職後に培った知識、スキル、人生経験等を活かして、多様な価値観やキャリアを持った人財として活躍してもらっています。(杉崎)
活躍できるフィールドはグローバルへと拡大
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廣澤氏や杉崎氏が話すように、採用活動は未来を担う人財との出会いの場である。しかし、人財戦略は採用だけで完結するものではない。入社後、一人ひとりが能力を発揮しながら成長していける環境を整えることも重要である。なかでも、グローバル化が進む事業環境の中で力を入れているのが、グローバルで活躍できる人財の育成だ。社員の挑戦や成長をどのように後押ししているのか。育成を担当する井上氏に話を聞いた。

グローバル関連の人財育成を担当する井上真希氏――グローバルに活躍できる人財の育成について教えてください
日々の業務に生かせる実践的な研修を実施しています。例えば、「英語ディスカッション研修」では、少人数グループで、毎週一回あたり90分を8週にわたって事業に関連するお酒や日本食についてのテーマでディスカッションを実施しています。考え方や知識の拡大はもちろん、スピーキングやファシリテーションのトレーニングにもなっています。
その他にも、ユニークな取り組みとしては「Global Cafe(グローバルカフェ)」があります。実際に海外赴任している社員や現地プロパー社員をゲストにお迎えし、国内にいる従業員に対し、オンラインを中心に現地の状況や仕事の進め方など生の声を聞ける機会を創出しています。私も現在の担当になる前に参加したことがあるのですが、同じ会社でもいろんな場所で活躍している姿に触れ、すごく刺激になったことを覚えています。(井上)
Global Cafe(オンライン)の様子――グローバルに活躍できる人財育成で大切にしていることは?
個人的には「自主的に参加する」ことで、会社側から促すのではなく、自ら参加したいと手を挙げることが重要だと思っていますし、そのような主体性を持つ人財をどんどんサポートしたいと考えています。自主的に研修や交流会などに参加いただくと、「視野が広がった」「自信が持てた」「実際の業務に活用できた」など、参加者からも良い反応をいただいてます。積極性や主体性は、今後も大事にしていくポイントですね。(井上)
――海外で活躍している人財に共通点のようなものはありますか?
第一にあるのは、コミュニケーション能力だと思います。語学スキルというよりも、話すことや聞くこと、異文化や違う価値観への関心や理解など、すごく柔軟性があって、環境適応能力の高い人が多いと感じています。
あとは新しいことに向かって、果敢にチャレンジできる人財も活躍しています。特に海外では、それまで自分が知らなかったことや接することのなかった人たちと一緒に仕事をする機会が多いので、毎日直面する新しいことに物怖じせず、逆にそれを楽しみながら乗り越えていける人が合うと思います。
これまで海外経験があまりない、語学に自信がない、という方も多いと思いますが、そこからのスタートでもいいと思っています。まずは一歩踏み出すことが大切で、そこにも寄り添っていきたいと考えています。(井上)
多様な人財がいきいきと活躍できる環境を提供していく
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採用を通じてさまざまな経験や価値観を持つ人財を迎え入れ、育成を通じて成長を支援する。その先にあるのが、多様な人財の活躍だ。宝グループでは、女性活躍推進やキャリア形成支援など、一人ひとりが能力を発揮できる環境づくりも進めている。こうした取り組みについて、担当する杉崎さんに再び話を聞いた。

女性活躍推進、ダイバーシティも担当する杉崎洸平氏――杉崎さんは「女性活躍推進」も担当しています。多様な人財の活躍推進の取り組みについて教えてください
直近では、「女性社員を対象とした女性管理職とのキャリア座談会」を実施しています。座談会では、女性管理職がこれまでどのような経験を積み、ライフイベントやプライベートとの両立を図りながらキャリアを形成してきたのか、そのリアルな体験談を参加者に届けています。すでに3回ほど開催しており、参加者からも自身の将来を具体的にイメージするきっかけになったという声が寄せられています。
キャリアの選択肢や働き方のロールモデルに触れる機会は、自身の可能性を広げるうえで非常に重要です。そのため、このような社内で活躍する女性管理職との交流の場を積極的に設けることで、参加者がキャリアアップをより身近なものとして捉え、自分らしいキャリアについて前向きに考えるきっかけを提供していきたいと考えています。(杉崎)
女性社員を対象とした女性管理職とのキャリア座談会の様子――ほかにも何か特長的な取り組みはありますか?
2024年度から、主に30代のミドル層を対象に、自身のキャリアを振り返り、自己分析を行ったうえで、今後のキャリアについて考えるキャリアデザイン研修を実施しています。エンゲージメント調査において、中長期的な成長に向けたキャリア開発支援が課題として挙がっていたことを受けて開始した施策です。先ほども、当社で人員構成上少ない世代と申し上げましたが、この世代が今後のグループを背負っていく上で、非常に重要な施策だと考えています。参加者からも、日々の仕事を進めていく中で、改めてキャリアについて考える機会を得られることにポジティブな意見をいただけています。(杉崎)
――最後に担当者として一言お願いします。
私自身、営業や商品企画を経験した後に人事部へ異動した経歴を持っています。また、現在30代という立場にあるからこそ、将来のキャリアや自分自身の成長について考える機会の重要性を強く感じています。
キャリアの選択肢や可能性は、必ずしも自分一人では気づけるものではありません。だからこそ、人事として社員が自らの強みや可能性を発見し、新たな挑戦に踏み出すきっかけを提供していきたいと考えています。
今後も、キャリア形成や成長を支援する研修やワークショップの充実を図るとともに、誰もがいきいきと活躍できる環境づくりを進めていきたいと考えています。(杉崎)
人と組織がともに成長するグループを目指して
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採用、育成、多様な人財の活躍推進など、宝グループではさまざまな角度から人財への取り組みを進めている。こうした人財戦略の根底にある考え方について、石川人事部長に改めて話を聞いた。
――最後に、人財戦略に込めた思いをお聞かせください。
宝グループでは、採用、育成、活躍推進などさまざまな取り組みを進めていますが、その根底にあるのは「人の成長が企業の成長につながる」という考え方です。
人財戦略は、人事部だけで推進するものではありません。社員一人ひとりが主体的に挑戦し、それを周囲が支え、成長につなげていく。その積み重ねが、組織や事業の成長につながると考えています。
これからも、一人ひとりが可能性を広げながら活躍できる環境づくりを進め、人と組織がともに成長し続ける企業グループを目指していきます。(石川部長)
企業の成長を支えるのは、人の力。
宝グループでは、一人ひとりの挑戦と成長を支えることで、新たな価値の創出を目指している。これからも人と組織がともに成長し続ける企業グループとして、未来に向けた歩みを進めていく。
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