宝グループについて
ABOUT
長期経営構想/中期経営計画
長期経営構想
「TaKaRa Group Challenge for the 100th」
TGC100[2020年度→2025年度]
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「Smiles in Life
~笑顔は人生の宝~」
宝ホールディングスは、会社創立100周年となる2025年(2026年3月期)を節目とした6年間の長期経営構想「TaKaRa Group Challenge for the 100th(以下、TGC100 )」を2020年にスタートさせ、中期経営計画 2022(2020年度~2022年度)において3カ年の取り組みを進めてきました。2023年に、TGC100の総仕上げに向けて策定した「宝グループ中期経営計画2025」では、「成長・強化領域※1への投資を加速させ、企業価値を高める3年間」を経営方針として掲げ、社会課題の解決に資するバリューチェーンを強化しながら商品・サービスを通じた社会課題の解決と、長期的かつ持続的に成長原資を生み出す「稼ぐ力」の向上を統合した経営を推進していきます。
- ※1 成長・強化領域
- 宝酒造:安全・安心な生産体制の強化、ヒット商品の開発・育成、重点ブランド育成
宝酒造インターナショナルグループ:北米、欧州での食材卸拠点拡大、和酒の拡大
タカラバイオグループ:試薬・機器事業の拡大、CDMO事業の拡充、創薬基盤技術の価値最大化
中期経営計画
[2023年度-2025年度]
経営方針
成長・強化領域への投資を加速させ、企業価値を高める3年間
成長・強化領域への投資を加速させ、生産性の向上やイノベーションの創出を働きがいを高めることで実現し、グローバルかつサステナブルな宝独自の2つのビジネスモデルを確立・強化することで、バランスのとれた事業ポートフォリオでの持続的な成長とVisionの実現を達成する。
加えて、コーポレートとしての情報発信とコミュニケーションを強化することで、企業価値を高める。
定量目標(2026年3月期 宝グループ連結)
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連結売上高
4,200億円以上
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連結営業利益
380億円以上
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ROE
9.0%以上
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ROIC
7.5%以上
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海外売上高比率
60.0%以上
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タカラバイオグループ除く
海外売上高比率
60.0%以上
5つの重点戦略
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ROIC経営の浸透を通じた、
成長・強化領域への投資 -
- 3ヵ年投資計画 880億円 2026年3月期 ROIC目標7.5%以上
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中長期的な価値創造を通じた、
社会の持続可能性の向上を両立する
宝独自のビジネスモデルの確立・強化 -
- ※2 日本の酒税法上での清酒・焼酎・みりん等のトラディショナルな和酒に、和的な要素を含むイノベーティブな和酒を加えた総称
- ※3 日本で生まれたトラディショナルな和食と、海外で生まれ日本でアレンジされてきたイノベーティブな日本食の総称
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無形資産(人的資本・ITなど)への
投資の強化
(「働きがい」を高めることで、生産性の向上やイノベーションの創出を実現) -
- 「成長・強化領域に必要な人財ポートフォリオの強化」とともに、多様な人財の活躍推進、従業員エンゲージメントの向上などの「やりがい」の醸成(風土革新)に取り組む。
- ペーパーレス・電子化の推進など業務のアップデートを通じた 「働きやすさ」の実現(業務革新)や国内グループ基幹システムの再構築に取り組む。
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サステナビリティの取り組みに対する
グループとしての推進力向上 -
- TCFDフレームワーク等の開示基準への適切な対応と事業を通じた社会課題の解決に向けた取り組み内容の充実。
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コーポレートコミュニケーションの強化
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- 社内外のステークホルダーの理解、共感、評価を高め、企業価値向上を目指す。
事業方針
- 宝酒造
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「グローバル和酒No.1」の源泉として、伸長領域を中心に、高い技術力と「NIPPON品質※4」に基づいた新たな市場を創造する商品の開発・育成やブランド価値の向上に注力するとともに、宝酒造インターナショナルグループとの協業も加速させ、社会課題の解決に貢献しながら、利益額・率を大きく向上させる。
- ※4 日本において「安全・安心で信頼できて高品質である」と評価され、世界中の人々にも同様の価値を提供できる「宝が約束する日本発・世界標準のグローバルな高品質レベル」のこと
- 宝酒造インターナショナルグループ
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宝酒造や国内外のグループ会社との協業を加速し、現地のニーズを捉えた輸出・現地生産の商品ポートフォリオの拡充と、和酒に強みを持った日本食材卸としてのプレゼンスの向上によって、和酒と日本食の相乗効果を最大限に発揮した「日本食文化の世界浸透」を推進し、社会課題の解決に貢献しながらグローバル和酒・日本食材No.1企業を目指す。
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宝酒造・宝酒造インターナショナル
グループとの協業国内外のニーズやトレンドを捉えて、スパークリング日本酒「澪」のグローバルブランド化を中心に、トラディショナル※5、イノベーティブ※6の両面から和酒の開発とブランド育成を進めることで、世界の市場に和酒を拡大し、グローバル和酒 No.1企業としてのプレゼンスを高める。
- ※5 日本の酒税法上の規格に合わせたお酒
- ※6 従来の和酒の領域を拡張する革新的なお酒
- タカラバイオグループ
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試薬・機器の新製品やCDMOメニューの開発および新モダリティを創出する基盤技術の開発に向けてR&D費用を積極的に投下することで、臨床・創薬分野への事業領域拡大を加速させながら、「ライフサイエンス産業におけるインフラを提供するグローバルプラットフォーマー」としての存在感を高める。
- 国内グループ会社
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「成長・強化領域」への経営資源の投下を充実させ、宝グループのROEの向上や社会課題の解決に貢献しながら、持続的に成長していく各社のビジネスモデルを強化する。
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コーポレート部門
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“事業と一体”となって、グローバルでサステナブルなビジネスモデルを強固に支えるグループ経営機能を強化するとともに、グループ全体の生産性の向上やイノベーションの創出の実現に向けた「働きがい」のある環境を構築し、「Vision実現プロセス」の実効性を高めながら、社内外のステークホルダーからの宝グループの評価を向上させる。
サステナビリティへの取り組み
「宝グループ中期経営計画2025」で推進するサステナビリティへの取り組み
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事業 (商品・ サービス)を通じた
社会課題の解決 -
- 豊かな食生活
- 和酒や日本食の魅力や新たな価値の発信など
- 環境
- 環境配慮型商品の開発や、環境に配慮した製品パッケージおよび梱包への対応
- コミュニティ
- 地域社会の発展への貢献
- 健康
- 世界のライフサイエンス研究と発展への支援、健康配慮型商品の提供など
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社会課題の解決に資する
バリューチェーンの強化 -
- 安全・安心
- 各社における安全・安心な品質確保の維持
- 酒類メーカー
としての責任 - 適正飲酒の啓発(20歳未満の者の飲酒禁止、飲酒運転防止等)や責任ある
マーケティングの実施
- 環境
- CO₂排出量削減計画(設備投資等)の実行など
- 人財
- 次世代を担う人財・グローバル人財の育成、多様な人財の活躍推進など
- 調達
- 調達先へのガイドラインの遵守要請
- 人権
- 人権デューデリジェンス・プロセスの実施
- ガバナンス
- コーポレートガバナンスの推進
Vision実現プロセス
宝グループ中期経営計画2025の体系図(Vision実現プロセス)
宝独自のビジネスモデルの確立と事業推進によって、事業の稼ぐ力を向上させながら、社会課題を解決することで、VIsionの実現を目指すプロセスを「Vision実現プロセス」として体系化