サステナビリティ

SUSTAINABILITY

環境に配慮した容器・包装

リフューズ

「焼酎のはかり売り」は、新たな容器を使用せずに中身だけを販売するものです。
宝酒造は、専用タンクに詰めた焼酎を販売店に工場から直送します。お客様は家庭にあるペットボトルなどの空容器を販売店に持参し、販売店ではお客様が持参した空容器を洗浄します。お客様はその容器に必要な分だけ詰めて購入します。このように、伝統的な酒類の販売方法であるはかり売りを、現代風にアレンジしています。
2023年7月現在、94店舗で販売しており、お客様から「容器のごみが出ない」「欲しい量だけ購入できる」などの面からご好評をいただいています。是非、はかり売り実施店舗の一覧をご覧いただき、お近くのお店へ足を運んでみて下さい。

リフューズ

リデュース

容器の軽量化は、製造時の資源消費や商品輸送に伴う燃料使用の削減などの環境負荷削減効果が期待できます。
  このため、宝酒造では種々の容器の軽量化を進めています。2002年度に焼酎エコペットを、2003年度に宝焼酎「純」720mlリターナブルびんを軽量化しました。さらに、2004年度には「タカラ有機本みりん」に従来のものと比べ約3割、約100gも軽い“超軽量ガラスびん”を採用しました。その後も、200 ml壜カップを2020年に軽量化するなど種々の容器の軽量化に継続して取り組んでいます。また、1.8 Lペット外箱の軽量化(490g→450g)を行うなど外箱の軽量化も進めています。

軽量化の実例

把手付き焼酎4Lボトル
把手付き焼酎4Lボトル
200ml壜カップ
200ml壜カップ

リユース

一升びんをはじめとするリターナブル容器(繰り返し使用できる容器)の使用は、資源の節約や廃棄物の削減に有効な手段です。
宝酒造はこの一升びんの使用量が国内トップクラスですが、残念ながら消費スタイルの変化などの理由から清酒や焼酎、本みりんなどで使用されている一升びんは減少の一途をたどっています。そこで、宝酒造では、1994年から主力商品の宝焼酎「純」、宝焼酎「純」レジェンド720mlびんをリターナブルびんに変更しました。2023年3月末までに、720mlリターナブルびんの再使用本数は9,669万本に達しています。

リユース

リサイクル

宝酒造は、1998年にリサイクルの効率化のために策定された「指定ペットボトル自主設計ガイドライン」に酒類業界で初めて完全準拠したペットボトルを開発しました。また、お客様の分別作業が容易になるよう、1999年に本みりんや料理用清酒に「はずせるキャップ」を、2011年に松竹梅「天」にパウチパックを採用するなど、リサイクルの推進にも努めています。

「指定ペットボトル自主設計ガイドライン」に完全準拠したペットボトル はずせるキャップ
パウチパックを採用した松竹梅「天」
酒パックのリサイクル

回収拠点の不足やリサイクルの難しさなどの理由から、酒パック容器のリサイクルはあまり進んでいません。このため、酒パックリサイクル促進協議会に参加し、酒パックのリサイクル推進に努めています。その活動の一環として、酒パック循環型リサイクルシステムに参画しています。
このリサイクルシステムは、伏見及び灘地区の清酒メーカーが協力し、製造工程で発生する酒パックの損紙を、清酒メーカーが集積している利点を活かして効率よく共同回収し製紙原料としてリサイクルするものです。また、排出した酒パック損紙から生まれたリサイクル品を積極的に使用するよう努めています。

~酒パックリサイクルのしくみ~