技術者として誇りを持って働ける幸せ
宝酒造株式会社
商品第二部 醸造酒課
上田 大志
HIROSHI UEDA
- キャリアパス
- 2018年4月入社
- 2018年6月研究開発センター 研究開発課
- 2022年4月商品第二部 醸造酒課
- ある一日のスケジュール
- 9:00出社、メールチェック
- 9:30前日に分析にかけたデータの解析
- 10:30市販酒や開発中の酒質の官能評価
- 12:15昼休み
- 13:00試験醸造のもろみ管理
- 15:00製品発売に関わる事務作業
- 17:00データのまとめ、進捗確認
- 18:00退社
技術者として
誇りを持って働ける幸せ
宝酒造株式会社 商品第二部 醸造酒課
上田 大志MIKU ueda
- キャリアパス
- 2018年4月入社
- 2018年6月研究開発センター 研究開発課
- 2022年4月商品第二部 醸造酒課
- ある一日のスケジュール
- 9:00出社、メールチェック
- 9:30前日に分析にかけたデータの解析
- 10:30市販酒や開発中の酒質の官能評価
- 12:15昼休み
- 13:00試験醸造のもろみ管理
- 15:00製品発売に関わる事務作業
- 17:00データのまとめ、進捗確認
- 18:00退社
Q1.どのような仕事に
取り組んでいますか?
様々な課題をクリアしながらのものづくり。
清酒をはじめとする醸造酒の商品企画・開発を行う部署で主に清酒に関わる技術開発や中身の設計を担当しています。ひとくちに清酒と言っても、原料となる米や米麹だけでなく発酵させるための酵母や出来上がったお酒の火入れ、貯酒・精製によって味わいは大きく異なります。商品コンセプトに合わせて、最適な条件を見つけ出し、お客様に喜んでもらえる酒質にすることが私の仕事です。実験室スケールで美味しいものができても工場で製造ができなければ商品にすることができないため、工場の方々との協力を進めながら様々な課題をクリアして、自ら設計した商品が出来上がった時はとてもやりがいを感じます。
Q2.印象に残っている
エピソードはありますか?
未来につながるノウハウの伝承。
清酒にはほんの少し存在するだけで香味に影響を与える成分がたくさんあります。いくつかの成分についてはルーチンで分析を実施していますが、微量で特徴的な成分については、より分離能や検出感度の高い機器を用いて分析することが必要になります。現部署に異動して、それらの分析方法が個々の分析技術で微妙に異なっており、詳細に体系化されていなかったところをまとめていくことになりました。当時の私は分析機器についてはほとんど素人だったのですが、たくさんの情報収集や先輩方からのアドバイスのおかげで機器や成分の理解を深め、清酒の微量成分の分析を体系化することができました。今後はさらに洗練できるように後輩への指導も含めて精進しているところです。
Q3.これからチャレンジしたい事や
目標は何ですか?
お酒で世界中の人を笑顔に!
清酒・焼酎など和酒に強みを持つ当社の技術を活用し、新しい世界観のある商品を開発することです。日本国内のお酒の市場は縮小傾向にありますが、そのような逆境的な市場においても多くの方に手に取ってもらい、食卓をより豊かにしたり、飲んだ人が皆笑顔になるような商品を造りたいです。また、海外に向けても和酒の魅力を発信できるようなお酒を造るための技術開発・酒質開発に寄与できればと考えています。そのためにも、今の日本酒の業務をより深める一方で、当社の持つ清酒以外の蒸留酒や、調味料の技術に関しても身に付け、幅広い知識と技能を持った技術者になりたいです。
プライベートエピソード
非日常が味わえる時間。
学生時代から続けているスキューバダイビングが趣味です。大きな魚の群れに圧倒されたり、逆に小さな生物に癒されたり、ダイナミックな地形に感動したりと非日常を味わっています。ダイビングが終わった後のチューハイは最高ですし、夜も海沿いならではの肴と清酒で楽しんでいます。子供もでき最近はダイビングに行く頻度が減っていますが、将来的には家族みんなでダイビングして夜は自分が作ったお酒で乾杯するのが夢です。
※所属、インタビュー内容は取材当時のものです。