ニュースリリース
公益信託TaKaRaハーモニストファンド平成17年度(第20回)の助成先決定
公益信託TaKaRaハーモニストファンド
委託者;宝ホールディングス株式会社
受託者;みずほ信託銀行株式会社
自然環境保全の推進に寄与することを目的として設立された、公益信託TaKaRaハーモニストファンドの平成17年度の助成先が、このほど別表の通り決定されました。
本年度の助成先は、運営委員の推薦と選考委員会での審査を経て決定された、団体、個人あわせて11件で、助成金額合計は500万円です。
公益信託TaKaRaハーモニストファンドは、宝ホールディングスの拠出基金(信託財産)をもとに昭和60年に設立され、その運用益によって毎年助成活動を続けています。第1回からの助成先はのべ219件、助成金累計額は1億525万円となりました。
今回は、愛知教育大学付属高等学校の生徒による「高校生による身近な環境調査、研究および普及活動」という研究テーマが選出されたのをはじめ、福岡県における初の助成先として福岡県のNPO法人「つやざき千軒いきいき夢の会」の活動テーマなどが選出されました。
現在、公益信託TaKaRaハーモニストファンドの助成先は40都道府県に及び、全国各地に広がりつつあります。今後とも地域の自然環境保全に関する研究・活動への助成を通じて、自然環境の保全推進に貢献してまいります。
このように、公益信託TaKaRaハーモニストファンドの助成先は39都道府県に及び、全国各地に広がりつつあります。今後とも地域の自然環境保全に関する研究・活動への助成を通じて、自然環境の保全推進に貢献してまいります。
本年度の助成金贈呈式は、6月17日(金)午前11時より、京都市下京区の宝ホールディングス株式会社本社事務所でおこなわれます。
*尚、助成金贈呈式の当日は、愛知教育大学付属高等学校自然探求コース(愛知県)、 NPO法人つやざき千軒いきいき夢の会(福岡県)、NPO法人阿蘇花野協会(熊本県)、 NPO法人流域調整室(京都府)、中田周作さん(岡山県)の4団体1個人が出席される予定です。
平成17年度 TaKaRaハーモニストファンド 助成先 一覧
助成先・代表者名・連絡先* |
助成額・地域 |
テーマ・研究・活動の内容目的 |
研 |
(個人) |
50万円 |
ハマグリ資源の遺伝的撹乱状況の解明私たちにとって身近な食用貝である「ハマグリ」は近年水産庁版レッドデータでは、「減少種」、WWF版レッドリストでは、「危険種」に指定され、全国的に資源の枯渇が進んでいる。現在流通しているハマグリのほぼすべては、中国大陸から輸入された「シナハマグリ」という外来種である。シナハマグリは種苗の放流や蓄養によって、日本の在来ハマグリ分布域に定着しつつあり、在来種と競合し遺伝的な撹乱を引き起こす可能性が指摘されているが、その分布状況は未解明である。本研究では「外来種シナハマグリが在来ハマグリ資源に及ぼす影響を把握する」ために、分子遺伝学的手法を用いて検証する。 |
愛知教育大学付属高等学校 |
50万円 |
高校生による身近な環境調査、研究および普及活動 愛知教育大学付属高等学校では、愛知教育大学と連携して自然探求コースを設置し、環境教育課程などの支援を受けて環境教育、自然科学教育を行っています。本研究では、学校周辺および生徒の自宅周辺の大気、水、土壌の環境を継続的に測定し、データを持ち寄って自然環境を比較し、その背景などについても考察する。生徒の研究結果は、高校、大学だけでなく、地域の中等学校等でも発表して普及につとめる。これは生徒の教育的資質向上に貢献するものである。 |
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片野鴨池ガンカモ研究グループ |
40万円 |
片野鴨池における越冬カモ類の保護に関する研究石川県加賀市に位置する片野鴨池は、国内でも代表的な水鳥の越冬池の1つであり、毎年、ハクチョウ類やガンカモ類が飛来する。特に絶滅危惧種であるマガンやトモエガンなどの重要越冬地でもあり、1993年にはラムサール条約登録湿地にも指定された。 |
活 |
NPO法人 |
45万円 |
津屋崎入り江のカブトガニ産卵調査と汽水域の生物調査福津市津屋崎町の入り江には、絶滅危惧の動植物が生息していることは知られていました。しかしながら、海浜・干潟・汽水域の汚染があり、保全活動が急務なことと痛感しました。福岡県においても、カブトガニの生息地は限られています。津屋崎町の入り江もその数少ない地域であることが判明しました。今後は、今まで以上に、調査研究やゴミ収集など民間活動を主体として、行政と協働することが、これからのまちづくりには重要という視点から、会員をはじめ多くの賛同者の協力を得て活動を実施し、貴重な自然環境を保全し次世代に残すことを目的に活動します。 |
万之瀬川の自然を守る会 |
45万円 |
万之瀬川の豊かな自然を次世代に残す取り組み万之瀬川の下流の自然は、鹿児島県・準危惧のハマボウなどの海浜植物、国・準危惧のハクセンシオマネキ等の干潟の生物、国・絶滅危惧IA類のクロツラヘラサギなどの野鳥が生息し、川と海が合流する生息環境は、種の多様性やその規模についても全国的なレベルで大変貴重なものであり、重要湿地にも指定されている。万之瀬川の自然を守る会においては、貴重で豊かな万之瀬川の自然環境を次世代の子供たちに引き継いで行くべく、調査や普及啓発活動を積極的に行なっている。 |
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(個人) |
50万円 |
南大東島まるごとミュージアムを確立する海洋島で特異な自然と沖縄ながら八丈島民の無人島開拓という特異な文化に包まれた南大東島で、島全体が博物館という「島まるごとミュージアム構想」に基づく「島まるごと館」があります。島まるごと館には近所の子供たちや様々な分野の研究者が訪れます。研究者との交流やサポートを通じて、子供たちは自分たちの島の固有の価値を知り始めています。休みの日には皆で島探検に行きます。世界一の透明度の海、美しい鍾乳洞やダイトウオオコウモリなど楽しいことがいっぱいです。しかし、まだ大人たちはこの魅力に気付いていません。環境・郷土教育と自然環境の基礎研究及びエコツアープログラム開発を、南大東島を愛する人達によって確立するNPOを立ち上げ、今まで以上に活動の発展を目指しています。 |
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NPO法人 |
45万円 |
阿蘇花野再生プロジェクト~絶滅危惧種ハナシノブやツクシマツモトが咲き誇る「花野」の再生をめざして~阿蘇東外輪地域の草原には、ハナシノブやツクシマツモトなど、国内では阿蘇だけに自生する貴重な植物が数多く育成していました。しかし、近年の過疎化や農家の高齢化により草原は放置され、荒れ放題となり、こうした阿蘇の野の花は絶滅の危機に瀕しています。このため、阿蘇花野協会は、長い歴史の中で育まれた阿蘇地域に固有の動植物や草原生態系などの生物多様性を、持続可能な方法で適切に保全して、阿蘇に生育する種の絶滅の防止・回復を図り、阿蘇の野の花を未来に引き継いでいくことを目的として、阿蘇の野の花が豊かに咲く草原(花野)の保全・再生を進めています。 |
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(個人) |
40万円 |
標茶町・西別川に生育するバイカモの生長と河床変動との関係解明に関する研究西別川は北海道東部の中央に位置し、摩周湖を水源として湧出量が豊富であり、上流部の約4Kmは自然の湖畔林で人為的影響を殆ど受けていない環境にある。この区間には、清流に生える多年草のバイカモ(北海道RDBの希少種に指定されている)が河川幅全てを満たして生育していた。しかしながら2005年1月に西別川の河床が起伏ある状況から平坦となり、かつ硬質化するほどに激減した。この状況変化に伴い、バイカモも激変し、およそ最盛期の10%以下と見受けられる状況となっている。これらの原因は不明であり、当該地のバイカモの育成状況の変化と河床の変動との関係について究明するための観察・研究を行なう。 |
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NPO法人 |
45万円 |
流域素材である葦や柿渋利用の体験葦・竹・間伐材などの流域素材を道路・河川・家屋の外柵や法面に用いることは、石油製品に代わる循環型の素材ということで、外国からの輸送に伴うエネルギーを減らし、地球温暖化の原因になる二酸化炭素などの温室効果ガス排出量を減らすことができる。一方で、素材を創り出したり、施工したり、様々な地域の仕事も再生することができます。地域素材での実用化をめざすには、試験段階で、NPO法人の活動として子供を含めた地域住民参加のもとで採取や手入れ、製品化を体験することが事業として確立していくためにも効果的である。 |
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NPO法人 |
40万円 |
市民・学生・地元農家の連携による里山保全活動穴塚の里山は、農業用溜池・穴塚大池を中心とした約100haの里山で、関東平野に残る数少ないまとまった緑地です。多様な生物の生育・生息地であるとともに、穴塚古墳群や国指定の貝塚など歴史的遺産も多くある貴重な里山です。林、谷津田、畑、小川などで構成されるこの里山は、従来、地元の農家の方々により維持管理され、その結果、里山特有の生態系と生活文化が育まれてきました。しかし、昭和40年頃からの社会環境の変化で殆ど手入れされなくなりました。そこで地元農家と我々市民団体が連携して維持管理を行い、また環境教育の場としても活用することにより、里山の自然と生物多様性を保全し、地域の文化と共に将来に引き継ぐことを目的とします。 |
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(個人) |
50万円 |
岡南地区における干拓関連文化財を中心とした水辺環境に関する基礎的調査岡南地区は、江戸期以降の干拓により形成された地域である。このため、現在でも、水門や水路などの干拓関連史跡を見ることができる。本活動では、こうした史跡を手がかりに、水質、水棲生物、水辺の遊びという3つの視点から水辺環境を包括的にとらえ、干拓という人為的な営みのもとに形成された水辺環境と地元住民の暮らしのつながりについて基礎的な調査を実施する。蒐集した資料は、原則としてホームページで公開する。今回の活動では、この調査の実施から結果の公開という流れの形成を重視する。将来的には、この一連の流れを、学校教育における総合的な学習の時間や環境教育などでも活用できるようにすることが本活動の究極的な目的である。 |
助成総額 |
500万円 |
<公益信託TaKaRaハーモニストファンド概要>
【名称】 |
公益信託TaKaRaハーモニストファンド |
【信託目的】 |
わが国の自然を形づくる豊かな緑ときれいな水を守ることを中心として、 |
【委託者】 |
宝ホールディングス株式会社 |
【受託者】 |
みずほ信託銀行株式会社 |
【信託財産】 |
3億円 |
【設立時期】 |
昭和60年(1985年)10月 |
【主務官庁】 |
環境省 |
【事業】 |
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【信託管理人】 |
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【運営委員長】 |
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【運営委員】 |
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< 助 成 実 績 >
回 |
年度 |
助成件数 |
助成金合計(万円) |
1 |
昭和61年 |
7 |
405 |
2 |
昭和62年 |
9 |
500 |
3 |
昭和63年 |
10 |
500 |
4 |
平成元年 |
12 |
580 |
5 |
平成2年 |
12 |
600 |
6 |
平成3年 |
15 |
700 |
7 |
平成4年 |
12 |
500 |
8 |
平成5年 |
11 |
620 |
9 |
平成6年 |
10 |
500 |
10 |
平成7年 |
12 |
600 |
11 |
平成8年 |
11 |
502 |
12 |
平成9年 |
11 |
468 |
13 |
平成10年 |
10 |
500 |
14 |
平成11年 |
11 |
500 |
15 |
平成12年 |
11 |
500 |
16 |
平成13年 |
11 |
500 |
17 |
平成14年 |
12 |
500 |
18 |
平成15年 |
10 |
500 |
19 |
平成16年 |
11 |
550 |
20 |
平成17年 |
11 |
500 |
合 計 |
219 |
10,525 |
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